平成２９年４月１日現在の保育所等利用待機児童数について
１ 待機児童の状況 ( 単位：人)
平成 29 年 4 月 1 日 増 減 平成 28 年 4 月 1 日 就学前児童数 ３３，８３５ △ ８９６ ３４，７３１ 利用申込者数（Ａ） １２，４０２ ３５１ １２，０５１ 利用児童数（Ｂ） １１，９７０ ３６５ １１，６０５ 保留児童数（Ｃ）＝（Ａ）−（Ｂ） ４３２ △ １４ ４４６ 認定保育室等利用児童数（Ｄ）※ １ １２３ △ ７ １３０
相模原市認定保育室利用児童数 １０４ △ ９ １１３
一時預かり（旧特定保育型）利用児童数 １９ ８ １１
幼稚園の一時預かり利用児童数 ０ △ ６ ６
４月１日に産休・育休を取得（Ｅ） ２６ △ １９ ４５ １園又は特定の保育所等のみを希望（Ｆ）※ 2 １６８ △ １７ １８５ 主に自宅で求職活動等（Ｇ）※ 3 １１５ ２９ ８６ 待機児童数
＝（Ｃ）- （Ｄ）- （Ｅ）- （Ｆ）- （Ｇ）
０ ０ ０
（参考）保育所等利用待機児童とは、調査日( 平成 29 年 4 月 1 日) 時点において、利用申込書が提出され ており、保育を必要とする要件に該当しているが、利用していない児童です。ただし、以下の場合に 該当する児童については、厚生労働省の「保育所等利用待機児童の定義」に基づき待機児童数に含め ていません。
※ １ 市の単独保育施策において保育されている場合（相模原市認定保育室、一時預かり( 旧特定保育 型）) 、幼稚園の一時預かりを利用している場合
※ ２ １園のみを希望又は他に利用可能な保育所等があるにもかかわらず、特定の保育所等を希望して いる場合
※ ３ 主に自宅で子どもを保育しながらインターネット等により求職活動を行っている等の場合
平成２９年４月１日現在の国の定義に基づく本市の待機児童数は、認可保育所の新 規整備や相模原市認定保育室の認可保育所への移行、小規模保育事業などの地域型保 育事業の新設による定員増、すくすく保育アテンダントによるきめ細かな支援などを 行った結果、３年連続で、０人となりました。
利用申込者数は１２，４０２人( 前年比３５１人増）、利用児童数は１１，９７０人( 前 年比３６５人増) と、ともに過去最多となりました。
なお、希望する保育所等の利用が保留となった児童数は４３２人で、前年と比較し て１４人減少しました。
今後につきましても、保育需要の動向を見極めながら、認可保育所等の整備や認定 保育室の認可化を進めるとともに、保育士等の確保や保育の質の向上を図ります。
平 成 ２ ９ 年 ４ 月 ２ ５ 日 相模 原 市 発 表 資 料
○ 待機児童の推移
平成 24 年 平成 25 年 平成 26 年 平成 27 年 平成 28 年 平成 29 年 就 学 前 児 童 数
( ａ) ( 人)
36, 426 36, 266 35, 742 35, 220 34, 731 33, 835
( △ 276) ( △ 160) ( △ 524) ( △ 522) ( △ 489) ( △ 896)利用申込者数 ( ｂ) ( 人)
9, 580 9, 876 10, 435 11, 330 12, 051 12, 402
( 197) ( 296) ( 559) ( 895) ( 721) ( 351)利 用 申 請 率 ( ｂ/ ａ) ( ％)
26. 30 27. 23 29. 20 32. 17 34. 70 36. 65
( 0. 73) ( 0. 93) ( 1. 97) ( 2. 97) ( 2. 53) ( 1. 95)待 機 児 童 数 ( 人)
244 132 93 0 0 0
( △ 216) ( △ 112) ( △ 39) ( △ 93) ( 0) ( 0)
※ 1 各年４月１日現在の数値。( ) 内は対前年比増減
※ 2 平成２７年以降の利用申込者数には、認定こども園の利用申込者を含む。
○ 保育需要の動向
就学前児童数は前年に比べ減少したものの、女性の就労増加や保育所定員の増加に よる利用への期待感の高まりなどから、本市における保育所等利用申込者数は過去最 多の１２，４０２人( 前年比３５１人増) となりました。
また、利用申請率についても、過去５年間で１０．３５ポイントと大幅に上昇し、 本年度は３６．６５％となり、本市の就学前児童の３人に１人以上が保育所等の利用 を希望していることになります。近年の社会経済情勢などを踏まえると、この保育需 要の増加傾向は、当分の間、続くものと考えられます。
２ 平成２８年度の取組
（１）受入れ枠の確保
平成２８年度は、利用申込みの多い地域での認可保育所の新設や相模原市認定保 育室から認可保育所への移行促進、小規模保育事業などの地域型保育事業の新設な どにより、６６０人の認可保育所等の定員増を図り、保育を必要とする児童の受入 れ枠の拡充を行った結果、保留児童数が前年と比較して１４人減少しました。
○ 平成２８年度施設整備等の内訳
項 目 内 容
認可保育所等の新設・建替え ２２０人 本園３園、増築２園
認定保育室の認可化 １７４人 ３施設の認可保育所への移行
幼保連携型認定こども園への移行 ９４人 ２園
地域型保育事業の新設等 １４７人 小規模保育事業８施設ほか
保育所等の定員改定
２５人 保育所等１３人、地域型保育事業１２ 人
合 計 ６６０人
○ 認可保育所等の推移
平成 24 年 平成 25 年 平成 26 年 平成 27 年 平成 28 年 平成 29 年
認可保育所等数
82 87 89 111 118 125
( 7) ( 5) ( 2) ( 22) ( 7) ( 7) 地 域 型
保 育 事 業
− − − 19 31 39
− − − ( 19) ( 12) ( 8)
定 員
( 人)
8, 773 9, 263 9, 588 10, 921 11, 981 12, 641
( 560) ( 490) ( 325) ( 1, 333) ( 1, 060) ( 660)※ 1 各年４月１日現在の数値。( ) 内は対前年比増減
※ 2 平成２７年以降の認可保育所等数には、認可保育所のほか、認定こども園を含む。
※ 3 地域型保育事業＝小規模保育事業、家庭的保育事業、事業所内保育事業（地域枠）
○ 認定保育室の推移
平成 24 年 平成 25 年 平成 26 年 平成 27 年 平成 28 年 平成 29 年
施 設 数
40 40 44 46 39 33
( 3) ( 0) ( 4) ( 2) ( △ 7) ( △ 6)
定 員
( 人)
1, 467 1, 484 1, 573 1, 501 1, 284 1, 151
( 95) ( 17) ( 89) ( △ 72) ( △ 217) ( △ 133) 利 用 児 童数( 人)
1, 169 1, 197 1, 326 1, 093 907 789
( 134) ( 28) ( 129) ( △ 233) ( △ 186) ( △ 118)
※ 各年４月１日現在の数値。( ) 内は対前年比増減
（２）すくすく保育アテンダントによる相談支援
すくすく保育アテンダントを各区に３名ずつ配置し、利用申請に関する説明に加 え、保育サービスに対するきめ細かな相談対応を行うとともに、保育所等の利用が 保 留 と な っ て いる 児童 の 保 護 者 の 状況 を伺 い な が ら 利 用可 能な 保 育 所 や 認 定保 育 室の案内を行うなど、できるだけ多くの方に保育サービスを利用いただけるよう、 相談支援を実施しました。
（３）保育士の確保
近年の保育需要の高まりを背景とした都市部での保育所の新設・増設により、保 育士不足が深刻化しており、保育施設の整備とともに、保育士の確保が喫緊の課題 となっています。本市では、私立保育園園長会等の関係機関と連携しながら、次の 取組を実施しました。
ア 保育士の処遇向上
職員の処遇の向上を図るため、勤続年数などに応じた国の助成に加え、市単独 の助成（月額 21, 000 円）を実施しました。
イ かながわ保育士・保育所支援センター事業
平成２６年度から神奈川県、横浜市、川崎市及び横須賀市と共同運営する同セ ンターにおいて、保育士等の無料職業紹介及び潜在保育士に対する保育関係の情 報提供を実施するとともに、就職支援セミナーや就職相談会の開催、出張相談な どを実施しました。
ウ 保育士等就職支援コーディネーターの配置
平 成 ２７ 年７ 月 か ら市 総合 就 職支 援 セ ンタ ー内 に 保育 士 等 就職 支援 コ ーディ ネーターを配置しており、窓口での就職相談や、就職支援セミナーの開催、合同 就職説明会・面接会などを実施しました。
エ 保育士宿舎借り上げ支援事業
保 育 所等 を運 営 す る民 間事 業 者が 保 育 士の 確保 や 離職 防 止 のた めに 保 育士用 の宿舎を借り上げる際、必要な経費の助成を実施しました。
オ 保育士修学資金貸付事業・潜在保育士再就職支援事業
保育士養成校在学生を対象に修学資金貸付事業を実施するとともに、潜在保育
（４）保育の質の確保
認定保育室から認可保育所へ移行した事業者や子ども・子育て支援新制度により 新たに導入された小規模保育事業、家庭的保育事業、事業所内保育事業などの地域 型保育事業を本市で新たに行う事業者に対し、巡回支援により保育事業運営に対す る相談、支援等を行うとともに、施設長研修等の充実を図りました。
３ 平成２９年度の取組
（１）受入れ枠の確保
平成２９年４月１日現在、認可保育所等の保留児童数は前年比マイナス１４人と 減 少 し た も の の、 依然 と し て ４ ３ ２人 の児 童 が 保 留 と なっ てい る こ と か ら 、子 ど も・子育て支援事業計画による確保必要量に基づきながら、引き続き保育需要の動 向を見極めつつ、保育所の新設、認定保育室の認可化、小規模保育事業の整備等に より定員拡大を図ります。
○ 平成２９年度整備予定等の内訳
項 目 内 容
保育所の新設等 ２１０人 本園３園、分園１園
認定保育室の認可化 １２０人 ２施設
地域型保育事業の新設等 ７６人 ４施設
合 計 ４０６人
（２）すくすく保育アテンダントによる相談支援
各区に配置する「すくすく保育アテンダント」によるきめ細かい保育サービスに 対する相談対応を行い、利用可能な保育所や認定保育室を案内するなど、できるだ け多くの方に保育サービスを利用いただけるよう、引き続き、相談支援を実施しま す。
（３）保育士の確保
引き続き、私立保育園園長会等の関係機関と連携しながら、次の取組を実施しま す。
ア 保育士の処遇向上＜継続＞
イ かながわ保育士・保育所支援センター事業＜継続＞ ウ 保育士等就職支援コーディネーターの配置＜継続＞ エ 保育士宿舎借り上げ支援事業＜継続＞
オ 保育士修学資金貸付事業・潜在保育士再就職支援事業＜継続＞
（４）保育の質の確保
保育の質を確保するため、必要に応じ運営指導を行います。また、認定保育室か ら認可保育所へ移行した事業者や、小規模保育事業、家庭的保育事業、事業所内保 育事業などの地域型保育事業を本市で新たに行う事業者に対し、巡回支援により保 育事業運営に対する相談、支援等を
行うとともに、施設長研修等を実施します。
お問い合わせ先 こども・若者未来局
こども・若者政策課（数値公表に関すること） 電話 ０４２−７６９−８３１６
